2024.02.05

6コースの安目に手を出すな

 一般競走の前半のレースで、優勝候補の選手が6号艇に組まれることがあります。後半のレースは当然のように1号艇です。相手はA2級、B1級です。展示航走を見なくても「負けるわけがない」になります。しかし、走る選手が勝てると思っているかと言えばねそうとも言えません。この件について有力選手に取材したことがありますが、6コースで1番人気に推されたレースだと、「どうやったら勝てるのかイメーシが浮かばない時がある」とコメントしてくれたのを覚えています。スタートで抜け出すしか方法はありません。それができないなら展開を突くだけです。SGクラスのレースなら相手の動きをあらかじめ想定して展開を突くことができますが、一般戦を走る選手が相手だと、どういった動きをするか読めません。それだけリスクがあるわけです。6コースの安いオッズに手を出すと痛い目に遭うかもしれません。