2026.04.06

E30ガソリンでボートレースが変わる、舟券作戦も変わる

E30ガソリンでボートレースが変わる、舟券作戦も変わる

2025年6月からびわこボートと大村ボートで自然環境に優しいE30ガソリンを使用したレースを実施しています。レースに支障なしというのが証明されたので、2026年4月1日以降を初日とする新モーターのレース場で、E30ガソリンを使用したレースが順次実施されることになりました。
 E30ガソリンは、これまでのガソリンにエタノールを30%混入したものです。エタノールはトウモロコシなどの植物を発酵してできるアルコールで、二酸化炭素の排出量が削減できると言われています。
 モーターは従来のヤマト331型のキャプレターを改良したヤマト331CN型です。キャブレターのパイロットジェットを#40から#50と内径が大きくなっており、スロー時の燃料の供給量が増え、エンスト防止の仕様になっています。燃料が変わり、キャブレターも変わったことで、レースに変化があったかを先行導入したびわこと大村で調べてみました。集計は2025年6月~12月です。

●びわこのE30ガソリン導入後(導入前)
進入 1着率() 2連率() 平均S() 1着タイム平均()
1 50.6%(53.9) 69.9%(71.7) 0.15(0.15) 1.50.3(1.51.1)
2 13.9%(14.5) 38.9%(39.6) 0.16(0.16) 1.50.6(1.51.3)
3 14.7%(13.0) 35.2%(34.2) 0.16(0.16) 1.50.3(1.51.1)
4 11.4%(10.5) 28.6%(26.6) 0.17(0.17) 1.50.5(1.51.2)
5 7.7%( 7.0) 20.1%(21.0) 0.17(0.17) 1.50.2(1.51.4)
6 1.9%( 1.3) 7.9%( 7.3) 0.19(0.19) 1.50.3(1.51.6)

 びわこは導入前と後では、1コースの1着率に変化が出ています。明らかに1コースが弱くなったのが数字に出ています。強くなったのは3コースです。スタートタイミングは変化なしですが、ダッシュ勢が攻め切れていない印象です。1着タイムは1秒近く短縮しているので、ターン回りなどは力強さが出ています。

●大村のE30ガソリン導入前、導入後の比較
進入 1着率() 2連率() 平均S() 1着タイム平均()
1 61.4%(61.3) 77.9%(76.2) 0.14(0.14) 1.48.1(1.50.3)
2 11.4%(13.8) 35.3%(37.3) 0.15(0.15) 1.50.1(1.50.4)
3 12.6%( 9.8) 37.0%(33.9) 0.15(0.15) 1.49.1(1.50.4)
4 8.0%( 9.7) 24.1%(27.2) 0.15(0.15) 1.50.2(1.50.5)
5 5.4%( 4.3) 18.5%(18.1) 0.15(0.15) 1.50.1(1.50.2)
6 1.2%( 1.2) 7.4%( 8.0) 0.17(0.17) 1.51.7(1.50.3)

 大村の導入前と後は1コースの1着率に変化はないものの、3コースの1着率、2着率がアップです。2コースの1着率が減った分、3コースの数字がアップです。1着タイムは1コースが2秒近く短縮されており、先行すると後続を引き離すパターンです。ターン回りの力強さが大村でも証明されています。