2025.02.24

GⅠ唐津71周年記念 風が勝負を決める

2マークの斜め追風は走り慣れた地元勢に有利

 地区選、スピードQMが終わり、唐津、尼崎、常滑、平和島が連続して周年記念を開催します。地元のスター選手が遠征陣を迎え撃つパターンです。唐津周年は地元から12名出場します。今期(11月以降)勝率で7点オーバーの選手は8選手もおり、優勝者は地元から出てくる可能性が高いでしょう。
 唐津は風がレースの流れを決めます。1年を通じて追風が吹く唐津で、ポイントになるのは風速です。決まりやすいコースがあり、それにうまく対応した選手が抜け出してきます。仮設の競技棟工事のために2マークのスタンド側の防風林を伐採しました。その影響で競走水面の2マーク側に斜め追風が入ってくるようになり、2マークの逆転劇が増えています。バックから2マークまでの走るコースを知っている地元勢が有利です。

●唐津の1月~3月、風向別コース成績
・追風1m~5m ・追風6m~10m
コース 1着率 2着率 3着率 1着率 2着率 3着率
1コース 56.9% 19.6% 9.6% 33.9% 35.7% 10.7%
2コース 15.5% 28.7% 18.2% 39.3% 26.8% 16.1%
3コース 11.9% 22.7% 23.5% 10.7% 12.5% 26.8%
4コース 10.1% 15.2% 18.3% 10.7% 10.7% 19.6%
5コース 6.9% 10.0% 20.8% 7.0% 7.0% 21.1%
6コース 0.4% 5.9% 11.8% 0.0% 0.0% 10.7%

 追風が強くなると2コース差しを買え

  昨年1月~3月までの追風のときのコース別成績を調べてみました。5mまでだと1コースが有利な流れになっていますが、6mを超えると1コースの1着率が33.9%まで下がります。昨年だけの傾向かと他の年も調べてみると、2023年は50%、2022年は35%と1コースの1着率が下がっています。2024年は1コースの1着率を2コースが上回っています。強い追風なら2コース差しが軸になります。6コースは1、2着に来ていません。強い追風が吹けば5艇レースと割り切ってください。