2026.05.01

E30混合ガソリンでボートレースは変わったか

E30混合ガソリンによるレースは、2025年からびわこと大村で先行して私用されてきました。2026年4月以降に新モーターを導入するレース場から順次E30混合ガソリンによるレースを実施していきます。4月は浜名湖のルーキーSがE?混合ガソリンによるレースでした。その後に実施したのが多摩川で4月19日~23日の一般レースです。ベテランも入っているので、これからのレース傾向を読む上での参考になります。

●多摩川E30混合ガソリン初使用節の日別、コース別1着数

進入 1日 2日 3日 4日 5日 6日 合計 %
1コース  8  7  9 10  4  5 43 59.7%
2コース  0  2  1  1  3  3 10 13.9%
3コース  1  1  1  1  2  2  8 11.1%
4コース  3  1  0  0  0  1  5 6.9%
5コース  0  1  1  0  2  1  5 6.9%
6コース  0  0  0  0  1  0  1 1.3%

ダッシュ勢のスタートの不安あり

予選4日間のレースでは、圧倒的に「1コース有利」でした。起こしに不安があり、スタートラインが近づくと急に加速するのが、E30混合ガソリンの特徴のようです。これまでのスタート勘が生かせません。「経験したことのない体感」とコメントする選手がいるほどです。これまでのスタートの経験が生かせないのは、全員同じですが、全速のスタートを求められる選手には厳しい状況です。コース別1着回数を調べると、ダッシュ勢の出番がほとんどありません。6コースは出番なしです。高配当のオッズに惑わされて6コースからの一発を期待しても裏切られるだけです。ただ、スタートの不安は1コースの選手も同じで、大きく立ち遅れるケースがあるので、すべてのレースで1コース信頼はリスクありです。

1コースは勝つか負けるかの両極端

1コースが強い傾向といっても、すべてのレースで1コースからの逃げがきまっている
わけではありません。スタートが難しいとの選手コメントが多い中で、1コースが負け留
ケースに共通項があります。初日のレースで1コースが負けたレースは、スタートの立ち
遅れです。0.37(6番手)、0.24(6番手)、0.36(6番手)、0.17
(3番手)とスタートを逸するケースが目立っていました。スタート展示から1コースのスタートで届いていないと「不安あり」という見方も必要です。選手のコメントで、「起こしに不安がある」が立ち遅れるケースです。レバーを握っても加速しないのでスタートが大きく遅れるのです。そんな選手をいかにして見つけるかがE30混合ガソリンのモーターの舟券作戦です。

横一線が崩れるので3着は流しておけ

スタートの対する不安を抱える中でのレースは、横一線のスリットが崩れます。必ずドカ遅れる選手が出てきます。そのため捲りは決まらなくても、捲り差しが決まる展開が多くなります。準優日は前半のレースで1コースからの逃げが決まりませんでした。前半のレースでは準優に出場する選手が外枠でした。スロー発進の選手のモーターが出ていないと捲り差しが決まるのです。2着、3着の争いでもスタートで立ち遅れた選手の外が入ってきます。スタート展示がスタートの届いていない選手がいれば、その外にB級の選手がいても展開で2着、3着争いにに加われるのです。「3着は流しておけ」とE30混合ガソリンのレースになって、今まで以上に必要な舟券作です。

●E30混合ガソリンのトップ級選手のコメント
馬場貴也「スタートの見え方は、早くなったかな。途中から全速で行ったら、ちょっと伸びてく感じかなと思うけど、しっかり空中線を前で見ていけば大丈夫だと思う」

上條暢嵩「スタートの見え方自体はちょっと癖があるかもしれない、最後の最後まで見とかないとあかんなっていう感じ。「85mとかでよし、これ絶対入ってる」思って伏せ込んでいったら危ないな」