2021.10.15

江戸川大賞は27号機が強力パワー

江戸川大賞は27号機が強力パワー

 難水面と呼ばれる江戸川だけに、久しぶりに走る選手は波に負けないようなプロペラにします。しかし、江戸川を得意にしている選手は、出足型ではなく伸び型にするのです。理由は「ターンマーク近辺は必ずキャビる選手がいる。江戸川はターンマークに近づくと事故に巻き込まれる」と言うのです。そのため一気に決着をつける伸び型か、全速で外から外へとターンができるようなプロペラに叩きます。チルトを上げて伸びを引き出す選手もいるほどです。
 こうした仕上げで活躍しているのが27号機です。9月に濱崎誠、江本真治が連続優勝しています。63号機、35号機も同じような仕上げで伸びをアピールしています。 

●江戸川勝率ベスト5(過去3年間)

 江戸川は難水面ということで、過去に多くの選手が斡旋を拒否していました。その数は650名にもなったと言われています。あまりにも斡旋拒否する選手が多いので、レース場の廃止問題が出てきました。
 選手にとってレース場が廃止になれば収入減になります。そこで江戸川でケガをしたことのある選手を除いて、1年に1回は出場することになりました。とりあえず1回だけと走るわけなので、水面に対するデータがありません。スタートもプロペラも手探り状態で出場します。当然、気持ちが入らない選手も出てきます。「江戸川は全国勝率よりも江戸川勝率」と言われるように、得意、不得意の選手がいます。そうした選手を見つけることも大きな舟券作戦の材料になります。
石渡鉄兵8.09 松田大志郎7.97 尾嶋一広7.90 安河内将7.68 柳沢一7.61