2022.12.02
年間優秀選手は誰が選ばれるか
最優秀選手は、彦坂郁雄と松井繁が5回でトップ
年間表彰制度がスタートしたのは、1971年(昭和51年)です。記念すべき第1回の年間優秀選手に選ばれたのは、野中和夫(大阪)です。年間勝率9.06、年間優勝16回で、記者大賞も受賞しました。最優秀選手には北山二朗(大阪)が選ばれました。新人賞を除き、野中和夫が賞を独占したかたちになります。このままだと表彰式典に2選手しか参加できないというので、急遽、敢闘選手が設けられました。安岐義晴、北原友次、岡本義則、松本 進が選ばれました。
1996年から制度が変わり、敢闘選手と最多優勝がなくなり、最多勝利、最多勝利、優秀女子が創設されました。最多優勝が最多勝利になったのは、女子選手の受賞する回数が増えたことが原因でした。
記録から見ると、最優秀選手の選ばれた回数で1位は彦坂郁雄と松井繁の5回です。最高勝率は今村豊の8回でトップです。峰竜太は7年連続最高勝率の記録がありますが、最優秀選手は2回しかありません。
最優秀選手はグランプリの結果待ち、最多勝利は新開航が有力
今年のタイトル争いは、最優秀新人は末永和也(佐賀)、最多勝利は新開航(福岡)、優秀女子は遠藤エミ(滋賀)が、ほぼ確定しています。最優秀選手はグランプリの結果待ちになりそうです。グランプリで優勝しても最優秀選手になるとは限りません。グランプリで優勝して、最多獲得賞金なら最優秀選手は間違いなしです。
●2022年 年間優秀選手のタイトル争い(タイトル受賞の傾向)
・最優秀選手(グランプリ優勝者、獲得賞金、年間勝率、SG優勝回数)
・最優秀新人選手(獲得賞金、年間勝率、優勝回数、)
1位 末永 和也 2947万円 6.67 1回
2位 佐藤 航 2122万円 5.76 0回
2位 定松 勇樹 1999万円 6.61 1回
3位 前田 翔
・最多獲得賞金
1位 馬場 貴也 1億3762万円
2位 山口 剛 1億2195万円
3位 片岡 雅裕 9211万円
4位 原田 幸哉 9117万円
5位 深谷 知博 8903万円
6位 菊地 孝平 8600万円
・最高勝率
1位 峰 竜太 8.35
2位 池田 浩二 8.31
3位 毒島 誠 8.02
・最多勝利
1位 新開 航 119勝
2位 益田 啓司 110勝
3位 山崎 郡 100勝
・優秀女子(獲得賞金、年間勝率)
1位 遠藤 エミ 7563万円 6.89
2位 平高 奈菜 4504万円 6.73
3位 守屋 美穂 4254万円 6.64
・記者大賞(スポーツ新聞記者の投票)
※データはチャレンジC終了時点、ひまひまデータ調べ