2024.07.03

セット整備をした選手は「買い」か

 尼崎のグラチャンでは、ピストン2、リング4、シリンダーケースをまとめて交換する「セット整備」をする選手が24名もいました。それまでに5基セット整備しています。前回の勝率の良いモーターを取り置いており、それと丸ごと交換するやり方です。尼崎のグラチャンでは、セット整備をした選手が正解を出し、優勝戦で上條だけが「純正」でした。現モーターの性能に不満があるので、セット整備するわけです。新モーターがマイナーチェッンジ(?)しているので性能が落ちているのではないかという声も聞きます。もし、それが本当から新モーターのセット整備が主流になるかもしれません。本当にマイナーチェッンジ(?)して性能がダウンしているのか調べてみました。単なる前回のモーターの方が、回転ぐせがついていただけかもしれません。可能性としては回転ぐせの方ではないかと思っています。

・尼崎 前モーター初使用ベスト30基
 最高タイム 1分47秒4
 1分47秒台 1基
 1分48秒台     9基
 1分49秒台    10基

・尼崎 現モーター初使用ベスト30基
 最高タイム 1分48秒台
 1分47秒台 0基
 1分48秒台     6基
 1分49秒台    16基

 タイムだけを比較すると前モーターの方が48秒台を出しているモーターが多いようです。49秒台は現モーターの方が多いので、断定できるデータになっていません。しかし、多少なりとも差があるので、選手の体感上の指摘は合っているかもしれません。セット整備が、前回のモーターが回転ぐせがついているので良かったのか、それともマイナーチェッンジ(?)が関係しているのか、もう少し調べてみます。びわこの新モーターでは水面状況の違いか明らかに1秒近く1着タイムが遅くなっています。おそらくマイナーチェンジではなく、回転ぐせの方ではないかと思います。いずれにしても舟券作戦に関係してくる重要なものです。セット整備をする選手に注意しておきます。