2024.09.15

流しておけば良いこともある

 どんなレースでもオッズに偏りが出てきます。混戦レースでもすべてのオッズが均等になることはありません。偏りも正当な評価が反映されていれば問題がありませんが、そこには個人的な思い込みがかなり反映されています。良い例が「ボートレースは1コースが強い」です。3連単で1-2-3の組み合わせが出現する率が、6.9%にもかかわらず、それ以上に人気を集めています。6.9%は6日間開催で5回くらいしか出ない計算です。1日に1回も出ない日があるということですが、ほとんどのレースで1-2-3は1番人気に推されています。こうしたオッズの偏りは、過大評価のオッズがある一方で、過小評価のオッズがあるのを教えてくれています。過小評価のオッズは舟券として魅力のある出目です。「3着は流せ」と言われるのは、こうした過小評価のオッズがあるからです。流しておけば、それに巡り会う機会が出てくるわけです。ただし、B2級の1点台の選手は流す必要はありません。