2022.07.24

勝ったり負けたりがボートレースの基本

勝ったり負けたりがボートレースの基本

 ボートレース発祥地は大村です。戦前からあった競馬が戦後一番に復活し、競輪、オート、ボートの順で公営競技がスタートします。
 ボートの初開催は5点マークで、1周750メートルのコースを2周、もしくは4周するというものでした。ところが2日目のレースが終わったところで、すぐに2点マークに変更されます。理由は「追い抜きがない」からでした。勝ったり負けたりがないとギャンブルとして成立しないからです。公認第1号レース場になった津の初開催では2点マークで実施されています。
 ボートレースはギャンブルとして成立するように考案されたものだけに、特定の選手が勝ち続けることは、趣旨に反しています。余談になりますが、ボートレースの初期では、特定の選手が勝てないように、6日開催を前期、後期と分けて、3日目が終わった時点でモーター抽選をやり直していたほどです。ランナ戦の廃止もギャンブル性がなくなったからでした。舟券作戦を考える時も、このことを忘れないようしたいものです。