2023.11.16

常滑GⅠは1コースの優勝が約束されているか

常滑GⅠは1コースの優勝が約束されている

 選手持ちプロペラの制度が廃止になったのは2012年です。選手主体からモーター主体の舟券作戦に変わりました。限られたトップクラスの選手を除いて、成績はモーター次第です。コース取りの変化もなくなり、予選で枠なり進入から大崩れなくまとめた選手が準優1号艇を手にします。1コースから逃げ、優勝戦も1コースから逃げるというパターンが定着するようになってきました。
 過去1年間の優勝戦の1コース1着率は71.5%と全国平均の54.3%を大きく上回っています。1コース日本一になった徳山の優勝戦における1コース1着率は84.2%です。ダイヤモンドカップを開催している常滑は82.2%と、こちらも高い1着率をマークしています。
 優勝戦になると選手よりも舟券を買う側の思惑もあって、必要以上に舟券を買ってしまいます。しかし、データを調べると動かしがたい現実を思い知らされます。レンタルプロペラになった2012年4月以降の常滑GⅠの優勝戦では、1コースが12連続優勝です。1番人気の決着が5回もあります。