2021.12.05

攻めない4がいれば、5、6に1着なし

攻めない4がいれば、5、6に1着なし

 超伸び型の何名かの選手を除いて、大半の選手が出足型にモーターを調整してきます。絞り捲りによる事故も多いことから、最近は絞って少しでも内側の選手のボートが浮くと、絞った選手が不良航走で限定10点のペナルティーを取られます。限られた出走回数で、減点10点はダメージが大きく、中には「心が折れた」とコメントして帰郷する選手もいるほどです。一応、病気帰郷にはなっていますが、気分的なものが大きく作用しているようです。選手にしてみれば、上位進出を断念するほどの減点は避けたいという心理が働きます。1マークまで完全に抜け切きらないと捲れないわけです。全体のスタートが早くなっている最近のレースでは、そうした勝ち方をするのは厳しくなってきています。その結果、4コースから外の選手は、全速で回すか、一呼吸置いて差しに回るしかありません。それだと、うまく捲り差しの形になった2着はあっても、1着は期待できません。