2023.11.10

旬レーサー 大澤 風葵(群馬・22歳)

5141大澤 風葵(群馬・22歳)

スタートを行くがコーナー勝負も巧い

 大澤普司さんの息子さんです。デビューは2020年5月で、3節目にフライングをします。初勝利はフライング明け1走目です。1年間はダッシュ戦にこだわってスピードを磨いていました。2021年5月からコース取りで枠番を主張するようになり、成績の方も上向きます。好判断のコーナー戦で競り勝つレースが増えてきました。初優勝は捲りではなく、5コースからの捲り差しでした。最近の走りを見てもスタートを決めてからコーナー勝負に持ち込むレースが多く、着順傾向は1着だけが突出しているわけではありません。外枠に回った時の2着受けも舟券の魅力です。コーナー勝負が多いので、2連勝があっても3連勝がありません。常にボックスの対象にしておいた方が良いでしょう。

展示タイムでモーターの仕上がりが読める

 「A1級になれた一番の要因は、プロペラ調整の引き出しが増えたことだと思います。それに昨年6月にデビュー初優勝ができて、そこから冷静に走れるようになったのも大きいです。自分は展示タイムにこだわっています。良い時は調整も上手くできていると把握できます。またスタート力を武器としているので、自分から攻められる4コースが好きです。カド戦は捲りを想定して行くけど、捲り切れなかった場合でも、すぐに差しへ切り替えることができるようになったし、以前より自在に立ち回れています。7月に唐津と浜名湖のGⅡで走って、浜名湖では予選突破ができて、選抜戦で1着が獲れました。このメンバーでも通じると自信もついて、直後の三国で優勝できました。周年は緊張感があると思いますが、予選突破を目標に頑張りたい。将来的には安心して舟券を買ってもらえるレーサーになりたいです」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…17回 捲り…5回 捲差…2回 差し…3回 抜き…3回

※出場予定…GⅠ大村周年=11月11日~11月16日