2023.05.22

旬レーサー 馬場 貴也(滋賀・39歳)

4262馬場 貴也(滋賀・39歳)

超速ウィリーのターンテクニックを全公開!

・ターン出口のしゃくりも印象的です!
今のターンを始めたきっかけは今垣さんのしゃくりを見て凄く伸びているなと。それをターン出口ですると一生懸命に見える気がして、ファンへのアピールにもなるかなと。浮いた舟が着地する瞬間としゃくるタイミングを合わせて、舟をよりバウンドさせるのがポイントです。細かくしても前後でもダメです。これもお尻を使わないといけません。お尻を水面に斜め45度だといき過ぎで、35度くらい沈み込ませる感じです。ウイリーと合わせて最低でも一艇身くらいは変わると思います。

・捲り差しについて聞かせてください。
捲りは伸びて絞りながらじゃないと、なかなか決まりません。僕の仕上げ方で捲りは難しく、捲り差しの方が勝率も上がるなと。SGはスタートが揃いやすいので2コースが差して、3コースが捲り差しか捲りのセオリー通りのレースが多くなります。

・内に警戒されませんか?
僕の一つ内で2、4コースがツケマイすることが一時期多かったです。それも頭に入れながら、捲り差しと差しどちらでも対応できるようにしています。3コースなら最内の2番差しもイメージしています。1コースはマークに寄って落として小回りや、握って出口で舟を返したり、走り方が人によって違います。その選手がどのような走り方をするかはレース前にイメージしています。

・艇間はどうやって狙うのでしょうか?
ブイ際を狙っても、現在のエンジンでは捲り差しに入り切れないと思っています。マークの向こう側で2~4コースぐらいのどこかを差す感じです。それはインの航跡にできる限り直角に入りたいからです。ブイ際を意識すると、そこにいきたくなってターンが浅くなります。向こうでどこか差すというイメージなら、真っすぐ奥に踏み込んでターンすることになり、良い踏み込みができて角度がついてくるんです。真っすぐ奥まで踏み込んでハンドルをバチっと切ることによって、インの視界にも入らないはずです。インは視界からいったん消えた僕が、ターン中に内側を見たらいるような感じですかね。
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…30回 捲り…2回 捲差…7回 差し…4回 抜き…7回
※出場予定…芦屋・SGオールスター=5月23日~28日