2023.09.30

旬レーサー 4762藤原啓史朗(岡山・33歳)

4762藤原啓史朗(岡山・33歳)

スタート力を活かしたカド戦に威力

3417勝の最多勝利記録を持つ北原友次さんのお孫さんが坂口貴彦(岡山)選手です。藤原は坂口と小、中学校が同じ親友でした。坂口がボート選手になったことで、藤原も選手を志します。立教大学では陸上部でハードル選手として活躍しました。スポーツ推薦で選手になり、先にボートの選手になっていた坂口が師匠になっています。
デビューした当時からスタートの早い選手でした。2022年の福岡周年は1号艇で優出、今年に入ってびわこGⅡ秩父宮記念杯を8連勝で完全優勝しました。本人は「スタートの質にこだわりたい」と全速でスタートするこを心掛けています。1コースからの速攻の信頼度はもちろんですが、スタート力を活かせるカド戦も好成績を残しています。

思い切りの良いレースが戻ってきた。

「1月の徳山GⅡ優出で児島オーシャンC出場のボーダーに乗せられたので、気持ちが楽になったんですけど、その後はボロボロで…。一般戦でも優勝戦に乗ることができず、悲惨な成績でした。F2になると休みがオーシャンCの期間に重なる。そう考えると、消極的になっていました。でも、期が替わってやっと思い切って行けるようになりました。
6月のGⅡで20号機は評判だったようですが、前検では良さを感じられませんでした。でも、初日の2走目の前に伸び寄りに叩いたら、手応えを感じて、そこから上手く行って、1着を重ねることができました。運も良かったけど、嬉しかったです。
オーシャンCでSGの舞台を初めて経験しましたが、レベルの高い選手ばかりで、簡単に着を獲らしてくれませんでした。スタートを行って攻めるレースが持ち味ですが、全然発揮できなかった。来年クラシックの権利も取れましたし、そこに向けてもっと力をつけていきたいです」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…回 捲り…回 捲差…回 差し…回 抜き…回
※出場予定…GⅠびわこ大賞=10月1日~6日