2022.06.08

雨が降ったら1コースが逃げやすい

雨が降ったら1コースが逃げやすい

 年間の1コース1着率を調べてみると、1コースが強いのは3月と6月です。反対に弱いのは10月です。10月は空気が乾燥して凍結防止のパイプもついていないので、パワーが上がる時期です。最高回転数が上がるので捲りが決まりやすくなります。3月は気温が上がった状態でパイプがついたままなので、パワーが出ません。捲るまで回転を引き出せないので、結果として1コースが有利になるのです。
 6月は梅雨です。湿気がありモーターの回転は上がらないはずです。しかし、データでは1コース有利なのです。理由は風です。雨待ちや雨の日は風が止みます。スタートの修正が必要なくなるので、全員が安定したタイミングでスタートを決めてきます。横一線のスタートになるので、1コースが有利な展開が多くなります。「湿気はインの敵」といった先入観を持たない方が良いでしょう。