2026.07.01

待機行動ルールを勉強してみよう

待機行動は待機航走と進入航走がある

 待機行動のルールができたのは、1992年4月です。それまでは内規で各レース場が対応していましたが、この年に待機行動が全国統一されルール化されました。スタート練習が廃止になってから「後づけ」をする選手が出て、進入がもつれるケースが増えたこともルール化の遠因になりました。その後、2009年にルール改正され、待機行動実施細則とし現在に至っています。
 待機行動はピットアウトしてからスタートするまでの航走を指しています。コース取りを決める待機航走とコースが決まってからスタートをするまでの進入航走に分けられ、それぞれルール化されています。違反すると予選得点から7点減点されます。級別に関係する事故点は2点ですが、最終日の違反が多くなると、選手会からの指導や出場停止のペナルティーがあります。

●待機航走の方法
 1 モーターボートは、内線を左回りしなければなない。
 2 モーターボートは待機水面を航走しなければならない。
 3 コースに入る場合、適正な間隔を超える間隔を空けてはならない。

・追突
 1 失速または追突することで、他の航走に支障をきたしてはいけない。

・転舵
 接近して並行している他艇に向けて転舵にすることで他艇の進路に支障を生じさせては
ならない。

・蛇行
 1 バックストレッチで、ボートの中心線が3回以上内線と交差したとき。
 2 バックストレッチで、ボートの先端をスタートラインに向けた後、もしくは直角方
向へ向けた後、スタートラインと反対方向に向けたとき。

・ターンマークの接触
 1 接触により、故意に速度を遅くしていると判断できるとき。
 
・モーター停止
 1 故意にモーターを停止したと判断できるとき。
 2 モーターが停止した場合に、再始動の動作が機敏でなかったとき。

・前付け
 1 低速航走中の他艇に進行方向に入ることにより、他艇の進路に支障を生じさせてならない。

・割込み
 1 他艇の内側に割り込むことで、他艇の進路に支障を生じさせはならない。

・逆航走
 1 ホームストレッチで、スタートのためにボートの先端をスタートライン方向に向けた後に、スタートラインと反対方向に向けてはならない。

●進入航走の方法
 1 スタートのため150m見透し線に達した後は、速やかにスタートラインに正対し、直進しなければならない。
 2 やむを得ず内線を回り直したモーターボートは、最アウトコースまたは最アウトに近接するコースから順次進入航走をしなければならない。

・割り込み
 1 先行する他のモーターボートが150m見透し線に達した後は、その内側に割込みをしてはならない。
 2 並行して航走する場合において、他艇の内側に十分な余地で保持できる間隔をもって航走しなければならない。

・適正なコース間隔
1 1コースに入る場合、内線と適正な間隔を越える間隔を空けてはならない。2~5コースに入る場合も適正な間隔を越える間隔を空けてはならない。

●違反の取り扱い
 審判長が規定に違反したと認めた場合は、待機行動違反として取り扱う。ただし、他のモーターボートに妨害されたと認められた場合、その他のやむを得ない場合は、この限りではない。