2021.04.25

プロペラの性能差は最終仕上げで決まる

プロペラの性能差は最終仕上げで決まる

ボートレースのプロペラはヤマト発動機が製造販売しています。製造といっても全行程をやっているわけではなく、削りの部分だけです。日立マテリアルがアルミニューム青銅を鋳型にはめてプロペラの原型を造ります。それをヤマトがコンピュータ制御の旋盤で削っていきます。これでほぼプロペラに近い形ができますが、先端部の削りなどは人の手が必要になります。このときにどの部分をどれだけ削るかによってプロペラ性能に差が出てきます。選手間でも「〇〇の刻印をついたプロペラはダメ」と言うのは、あながち間違いではありません。空気抵抗の800倍もある水の中を時速に直すと210キロを超えるスピードで回転しているのが、ボートレースのプロペラです。ほんの少しの歪みあっても大きく影響します。

新モーターは動くモーターと動かないモーターはっきりしているというのも、これで説明がつきます。5月は蒲郡、徳山、多摩川、芦屋が新モーターになります。初使用からしばらくは好成績を残しているモーターを追い続けてください。