尼崎のグラチャンではセット整備する選手が数多く出ましたが、大村のオーシャンカップは規制が入り、セット整備はゼロでした。しかし、モーター競技である以上、選手は少しでもパワーアップしたいと思っています。セット整備ができなくても、整備士さんが認めれば部品交換はできます。最近、目にするのはプチセット整備です。リング１本、ピストン２本、シリンダーケースといった部品交換があります。リング４本ではなく１本です。セット整備は前年の取り置きモーターのクランクケースを除いて交換するやり方です。前年のモーターは、部品がなじんだものなので、セット交換で悪くなることは少ないようです。ところがプチセット交換だと部品のなじみがなくなります。中途半端な部品交換になると全体のバランスが崩れます。その結果、足落ちという現象が起きてきます。スタートで立ち遅れるケースを何度か見ました。整備はモーターに不満があるからやるのですが、プチセット整備だとさらに悪くする感じです。舟券から外せるケースが出てきます。