2024.10.06

走るのは選手、舟券を買うのがお客

 JLCのYouTubeで原田幸哉がターンについて「思い通りのターンができるのは1節に2回あったらいい方だ」と答えていました。その上で、ターンが上手いだけではレースには勝てないとも。走る位置など相手との駆け引きもあって、それら全体をクリアできないと勝てないそうです。ある選手は「ボートは一番乗りにくい乗り物」と教えてくれました。どんな選手でも気持ちは「勝ちたい」です。しかし、モーターの仕上がり状態、相手との位置関係、スタートに対する考え方などによって、自分の思い通りにならないケースが出てきます。6艇しか走らないといっても、勝つのは1艇です。後の5艇は負けるのです。そうした条件の中で、舟券を買うお客さんの思うように走ってくれるケースは稀です。舟券を買う側が「俺ならこうする」と言っても、それはお客の勝手な思い込みが多いものです。少しでも走る選手の立場になって考えるようにすると、舟券の的中率が上がるかもしれません。