2021.08.22

勝てば上手く、負ければ下手に見える

勝てば上手く、負ければ下手に見える

SG級といっても、いつも1着を取るわけではありません。枠番が悪く、好きなコースを取れないときなどは着を崩します。レースを見ていても、SGで活躍している選手はおもえないほどターンに切れがありません。一方、枠が悪いのに1着を取ったようなレース゛は「ターンが違う」になります。勝てば上手く見え、負ければ下手に見えるのは、走る位置に関係しているからです。1マーク1着で抜け出すと、航跡のないところを走ることができるので、ターンマークとの距離感を違うことはありません。ところが2着以下だと相手との距離関係、引き波の関係などで自分の思うところを走れなくなります。航跡を避けようとすればターンマークを外してしまいます。その結果、下手に見えてしまうのです。1年間に何千回とターンしている選手が、すぐに上手くなったり、下手なったりするわけがありません。選手を評価するときは、少し長めのスパンで見て判断するようにしてください。