2022.05.23

第49回オールスター 狙って取れる高配当

●宮島で下げ潮、向風なら捲りを買え

 4月に宮島周年が開催されました。そのシリーズは1コースが弱く、2日目に5回の万穴が飛び出しました。10Rから3連続で万穴です。その時の条件が、干潮に向かう時間で向風でした。地元の山口剛は「この風とこの潮ならダッシュが有利です」とコメントしていました。今回のオールスターは3日目まで後半のレースが下げ潮の時間に当たっています。その時間帯に強めの向風が吹くようなら捲りを狙ってください。

●3連勝なしの舟券で高配当を取る

 SGでは枠なり進入がほとんどです。1号艇で1コースが手に入るレースで1着を取らないと予選通過が難しくなります。過去3年間のSGの1コース1着率は63%もあり、全レース平均の55%よりも高くなっています。3レースに1回の割合で1コースが1着です。こうした状況を踏まえるとSGで連勝は難しくなります。うまく展開にはまって2連勝しても、3連勝のかかったレースは、外枠に回されるといったことが多くなります。2連勝したので、対戦相手もきつくなるものです。SGの予選で2連勝したから3連勝と考えるのではなく、「3連勝はない」と決めつけて舟券作戦を立ててください。2連勝したことで人気を集めるので、3連勝目に負けると高配当になるかもしれません。

●SG・GⅠの2コース捲りは大競りになる

 1コースは進入時に空中線に吊されている赤旗が目安になりますが、微妙なのが2コースです。まっすぐに走ると差しを決めるにも、1コースの選手が回るのを待ってからになります。レバーを落として待っていると3コースから全速を浴びせかけられ航跡にはまって6着大敗です。そのためできる限り3コースの方へ幅寄せして、3コースを止めたいわけです。幅寄せが厳しいと判断すると、2コースは1マークで捲りに行くしかありません。1コースとの艇間隔がないままの捲りなので、当然のように1コースの反発があります。1マークで大競りというパターンです。「教えてボート」に決まり手が載っているので、2コースの選手に捲りが多いと競り合いを想定してください。

●女子選手は3着で受けろ

 今回のオールスターに9名の女子選手が出場します。高田ひかる、倉持莉々、實森美裕がSG初出場です。1コースを取れば軽量の強味で1着を取れますが、人気になるので舟券の魅力はありません。人気の死角になるのが外枠に回されたときの女子選手です。3着に食い込んでくるので、1コース以外に女子選手がいるレースは3着で受けてください。昨年の若松のオールスターは、8名の女子選手が出場していましたが、3着になったレースが14回もありました。