2024.01.08

見えないから推理ができる

平和島ボートでは新しい試みとしてライブレポートをやっています。平和島のホームページに行けばすぐに見ることができます。ピットに張り付いた記者が、リアルタイムにピット情報をサイトにアップするというものです。たとえば、前半のレースで1着を取った選手が「プロペラ修整室に駆け込みました」というレポートがあれば、その選手はモーターの動きに満足していないことになります。後半のレースて1着を取るかどうか微妙なところです。反対に「すぐに控え室に帰って行きました」なら、その選手はモーターの仕上がりに満足していることになり、後半のレースでも上位着を期待できます。コメントだけが情報ではありません。観察眼のある記者が、いつもと違うを教えてくれるだけで十分な情報になるものです。といっても、すべてが分かるわけではありません。取材者の限界があります。そうしたところを埋めるが推理なのです。埋める材料が少ないほど確実性を帯びてきます。