2024.02.28

みんなの見るデータに穴なし

みんなの見るデータに穴なし

 モータースポーツの世界では、モーターに速度計、回転計、水温計、油温計などのメーターがついています。レース中はピットのモニターにリアルタイムでデータが送られてきます。それでモーターの調子を判断します。ところがボートレースで使用するモーターには、軽量化を図るためにそういったメーターはついていません。そのため数値化したデータは、外部から計測するしかありません。展示タイムは1980年代に公表されるようになりましたが、最近はオリジナル展示タイムを提供するレース場が増えています。1周、直線、回り足タイムなどが公表されています。1番時計は赤い数字で表示されるため、「赤フラッシュは買い」といったボートレース格言が生まれています。
 たしかに、すべての項目で1番時計をマークすると、1着になる確率は高くなります。ユーチューブでも「赤フラッシュ」が出ると舟券を買う後押し材料にしている解説者もいます。影響力が大きいので、かなり浸透しています。しかし、みんなが見るデータは人気になるので、配当が下がります。データどおりに入れば本命配当です。これでは舟券の魅力はありません。みんなが見るデータだと高配当は期待できません。「赤フラッシュ」が外れるケースを模索してください。SG選手で赤フラッシュでよく負ける選手が何名かいます。