2023.12.16

強い追風なら2コースの小差しが有利

強い追風なら2コースの小差しが有利

 「差しグセの2コースはよく負ける」というブログを以前にアップしましたが、今回はそれとは違う内容です。冬型気圧配置になると強い風が吹くようになります。競走水面が南北にレイアウトされているレース場は風の影響を受けます。追風が強く吹くのは、桐生、浜名湖、三国、鳴門、唐津です。住之江も追風です。
 追風が強いと1コースが勝てなくなります。ダッシュ戦からの捲りも決まりません。1コースは先に回ろうとしますが、ターンの後半部で風を受けて大きく流れます。捲りたい選手は、スタートの時に風に押されるのでフライングのリスクが出てきます。全速でスリット通過ができません。逃げる選手が流れ、捲りたい選手の捲りも届きません。抜け出してくるのは2コースからブイ際を小回りする選手です。2コースからの小差しです。消えた選手が生き返るといった現象が起きます。