2023.02.09
【鳴門】GⅠ 第66回四国地区選手権競走(最終日)
「GⅠ第66回四国地区選手権競走」は開催最終日。5日目は強風の影響で4R以降は安定板を装着して行われた。最大の難関、準優勝戦を勝ち上がったベスト6が出そろって優勝戦が行われる。優勝者には3月平和島で開催されるSGボートレースクラシック出場権が与えられる。(注)F休みを控えている岩崎芳美は優勝しても権利獲得はならず。なお、田村隆信は公傷で途中帰郷となった。
満潮・09:38、114cm(3R発売中)、干潮・15:06、47cm。潮回りは中潮。2Rが終わる頃に満潮時刻を迎えると、しばらくはホーム追い潮傾向で、優勝戦の時間帯に潮位が一番低い状態となる。レース中の潮位変動は最大で約65cm。
07:55現在、天候・晴れ、気温7℃、東の風4m(ホーム向い風)。昨日は水面状況悪化で4Rより安定板を使用。本日は風こそ和らいでいるが、日中は5m前後のホーム追い風または左横風が吹く予報。今朝は最近の中でも比較的に寒さは和らいでいる。予想最高気温は11℃。
~12R優勝戦コメント~
①中村日向「足はめちゃくちゃいいです。出足、回り足に加えて伸びも負ける感じはないし、全部の足がいいです。行き足もいいのでスタートも決めやすい。優勝戦はスタートに集中して先に回れば大丈夫な足だと思います。昨年(65回大会)のエンジンも抜群に良かったけど、今節の方がバランスが取れてレースがしやすい。SG出場は意識せず、目の前のレースに集中したいです」
②重成一人「スタートは様子を見て正解だったかな。朝の気温が低いときの体感はすごく良かったけど、気温が上がった準優の時間帯はズレてました。すごく繊細なんですよ。気温、風、取り付け、安定板が付く、付かない…とかいろんな条件に合わさないといけない。準優はインから逃げられたから良かったけど、ごまかしが利く足ではないのは確か。しっかり合わせることができればいいですね。優勝戦に乗れたことはホッとしてます」
③中田元泰「スタートから行ってくれるとは思わなかった。安定板が付いても行き足から伸びに関しては良かったと思う。ただ平高(奈菜)選手とは同じくらいなので突出していいわけではない。中村日向選手とも替わらないので上位クラスだと思う。この伸びを落とさないように多少の乗り心地が悪くても自分が乗りこなすしかないですね。この足なら1着を狙っていきたいですね。今節はアクシデントがあったけど、無事に走れていることに感謝。だけどここまで勝ち上がれてツキもあったので活かしていきたい」
④森高一真「逃げなアカンレースやね。でも足はナナ(平高奈菜)の方が良かった。最後は気持ちで2着を取れた。こけてもいいぐらいでいったら何とかなるもんやね。準優は少し挙動がおかしかった。安定板は外れた方が、直線の感じも良かった。優勝戦の調整はコンディションを見てから」
⑤三嶌誠司「優勝戦は1枠からエンジンがいい順番に並んでいる感じ。正直、ここに入ると足はちょっと厳しい。でも、こじんまりとまとまっていて乗りやすさはあるので、展開を突ける足はあると思う」
⑥岩崎芳美「準優は安定板が付いたけどいい調整は出来たと思います。バランスが取れて良い状態。特にいいのはレース足。竹田和哉選手も出ているけど、振り切れましたからね。道中は必死で走ってました。スタートは早起こしで様子を見ながら最後はいい踏み込みでいけたので1Mを回ったときにいいところへ出られた。コンディションを見てしっかり合わせていきたい」
①中村は昨年大会でGⅠ初優出、さらに9月多摩川ヤングダービーで優出と、将来は大舞台での活躍を予感させた。今年は1月児島でデビュー初優勝をめたばかりで、2場所連続優勝どころかGⅠ初制覇のチャンスが巡ってきた。「メンタル的に前走地・児島で初優勝できたのが大きい。準優も落ち着いてレースができたし、自分の成長も感じています」と頼もしいコメントが返ってきた。四国地区選の優勝戦を過去10大会で振り返ると、インは5連勝を決めた時期もあったが、直近4大会は最高でも2着が3回と4連敗中。良くないデータを払拭して、イン速攻で登録5000番台初のGⅠ覇者となるのか注目したい。
香川支部5人、徳島支部1人のメンバー構成となった優勝戦だが、地元・しかも紅一点で勝ち上がったのは⑥岩崎だ。昨日行われた準優11Rは6コースから1周1マークは最内を突き、続く2マークはコーナーを先取りして2着争いに躍り出た。道中は竹田和哉と河野大の猛追を退けて2着でゴール。2002年3月徳山女子王座決定戦(現・レディースチャンピオン)以来、約20年11カ月ぶりのGⅠ優出となった。レース後は報道陣のカメラ攻勢に笑顔でピース。「優勝戦に乗れたのは本当にうれしい。やっぱりいいエンジン」と2連対率40%超えの65号機の後押しがあってこその優出。今度は24大会ぶり、女子選手2度目の四国地区選制覇へ波乱を巻き起こすか。
朝イチの試運転&スタート特訓(2Rまで)で動きが良く見えたのは林美憲(1、10R)、中村桃佳(1、6R)、市橋卓士(2、10R)、菅章哉(3、10R)、興津藍(3、8R)。
~GⅠ四国地区選手権競走過去10大会優勝者一覧~『出目&3連単払戻金』
2013年 鳴門 ⑥①③ 33,520円 福田雅一 6コース 捲り差し
2014年 丸亀 ①②④ 1,020円 興津藍 1コース 逃げ
2015年 丸亀 ①②⑤ 1,520円 市橋卓士 1コース 逃げ
2016年 丸亀 ①②⑤ 2,590円 三嶌誠司 1コース 逃げ
2017年 鳴門 ①⑥④ 6,270円 田村隆信 1コース 逃げ
2018年 丸亀 ①⑥③ 9,210円 林美憲 1コース 逃げ
2019年 鳴門 ④②③ 32,570円 河野大 4コース 捲り差し
2020年 丸亀 ③①④ 5,610円 中岡正彦 3コース 捲り差し
2021年 丸亀 ③①④ 2,430円 興津藍 3コース 捲り差し
2022年 鳴門 ④①② 7,630円 山田祐也 6コース 捲り
~機力評価~
節イチ!…中村日向
上位グループ…中田元泰、森高一真、重成一人、竹田和哉、片岡雅裕、菅章哉、佐々木和伸
機力劣勢…眞田英二、島村隆幸、中岡正彦、岸恵子、下田哲也、武田信一、齊藤優、宮崎奨
一発期待…6R4枠・中村桃佳、10R5枠・菅章哉(チルト3度の場合に限る)
~5日目決まり手~※()は今節合計
逃げ 5本(25本)
捲り 3本(10本)
捲り差し 2本(7本)
差し 3本(13本)
抜き 0本(5本)
恵まれ 0本(1本)
~5日目コース別1着回数~※()は今節合計
1コース 5回(27回)
2コース 3回(12回)
3コース 1回(8回)
4コース 2回(6回)
5コース 1回(7回)
6コース 0回(0回)
~支部別1着回数~※()は今節合計
徳島支部 5勝(16勝)
香川支部 7勝(44勝)
★目指せGⅠ初1着!★
水原慎、西岡育未
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