2024.04.21
【鳴門】PGⅠ第25回マスターズチャンピオン(最終日)
昨日行われた準優勝戦。10Rはコース取りからもつれがあり、吉川元浩が5コースからコンマ03のトップスタートから捲り差しで優出一番乗り。一つ内で先に仕掛けた赤岩善生が2着となりドリーム戦組が上位を独占。11Rは寺田祥が3カドから捲りを敢行。差して続いた谷村一哉が2着となり、山口支部の45歳コンビが上位を独占した。12Rは菊地孝平がイン速攻で勝負を決め、松井繁が外マイで2着を確保した。本日はベスト6が出そろい、優勝戦が行われる。
満潮・17:47、127cm、干潮・11:55、43cm(4R発売中)。潮回りは中潮。本日も潮位は午前中が下がりホーム追い潮傾向だが、午後になると上昇して優勝戦の時間帯まで潮位は上がり続ける。レース中の潮位変動は少なく最大でも約70cm程度。
09:52現在、天候・雨、気温16℃、南東の風6m(ホーム向い風)。昨日から一変して雨が降ったり止んでいる状況が続いており、早朝の試運転が始まる午前9時になると雨が強くなり、風も南寄りからやや強く吹いている。午後の時間帯も強く吹く予報で、優勝戦の時間帯まで状況は変わらない予報となっている。予想最高気温は20℃。
~12R優勝戦コメント~
①菊地孝平「こんな上手くいくと思ってなかったのでとても嬉しいんですけど、まあ厳しい戦いが待ってるので。スタートは全速でこのくらい(コンマ07)だと思って行きました。今節はスタート練習がイメージよりも届き過ぎるので、そこに照準を合わせると本番で遅れていた。準優は自分を信じて行きました。不安要素はかなり解消できたし、文句のない足だと思っていたけど、ちょっと合ってない部分がわかったので、そこを修正すればもっと良くなると思います」
②寺田祥「スタートは危なかったです。スローもダッシュも分かっていなかったので、どっちに行っても3コースから。スローから行ってもいいレースはできないと思ったので。ハマれば一撃。失敗してもそっちのほうがいいと思ったので引きました。判定中のランプを見て服部(幸男)さんと2人で「やったか」と思った。様子を見たというか、服部さんが前に行ってたので…。フルダッシュではないが、訳がわからず行った感じ。伸びがいいですね。むちゃくちゃ良くはないが、レースができるくらいはある。出足、ターン回り、乗り心地も悪くはない。チャンスがあれば新人らしく行きます」
③吉川元浩「ピット離れで展示は持ったけど、本番はもたなかった。どうなるかは分からなかったけど、理想はカドでした。進入は6コース単騎とかいろいろ考えてた。スタートはしっかりつかめていた。早かったけど、入ってはいると思った。1マークは捲る気持ちでした。直線はずっと良くて、出足は良かったり、悪かったりだったけど、準優は良かったし乗りやすくなりました。これがキープできれば優勝戦もこれでいい。どれも◎に近くてバランスが取れていい。スタートは勘にバラつきはあったけど、準優でつかめた。このまま微調整でいく。マスターズCは取りたいタイトルの一つ。辞めるまで1回は…。優勝できるくらいの足はあるので頑張る。自在に行けるところから。進入が深ければ引っ張っていく」
④谷村一哉「寺田(祥)さんの3カドは想定はしていた。自分のスタートは全速。伸びは寺田さんの方がだいぶ上。自分はどちらかといえば出足の方がいい。レースのしやすさを求めてペラを合わせている。伸びは普通。優勝戦の進入は気持ち的に枠近辺のダッシュでいきたい。最近はずっと調子が悪かった。今回予選突破できたことで少し良くなってきたのかな。A1級(来期勝率6・18)勝負駆けなので、少しでも勝率を上げられるように」
⑤松井繁「スタートは入っているタイミングだったので特にいつも通り。準優はチルトを0度にしてペラを叩いて回転を上げる方向にして良かったと思う。バランスが取れていると思いますね。調整は節間大きく変えてないですしね。ペラは一回大きく叩いたけど、微調整ぐらい。スタートはいつも通り。優勝戦の進入は荒れるでしょうし、荒れた方がいい。隙間が空けばチャンスが広がる」
⑥赤岩善生「進入は想定内でスローは絶対という気持ちだった。展示でつかめたのが大きかった。でもあそこまでいくと1着を取って内枠が欲しかった。逆に焦らず冷静になってしまって逆に落としすぎてハンドルが切れなかった。一通り自分の調整はできているし、エンジンはこのままでペラの微調整でいきます。スタート勘はドリーム戦以外は合っている。進入は1つでも内でスロー。百戦錬磨の方々が相手で色々考えてくると思うけど、裏をかけるようにしたい。マスターズのタイトルはもちろん取りたいけど、それよりもいつも通り目の前の優勝を狙っています。盛り上げられるように全力で一走入魂でいきます」
いよいよベスト6が出そろった。出場資格が現行の満45歳以上となった第19回(2018年)以降はすべて40代の選手が優勝しており、そのうち4名が初出場からそのまま優勝まで駆け抜けた。今年は45歳でそれぞれが大会初出場の①菊地、②寺田、④谷村の3名に48歳の⑥赤岩も大会初制覇を狙う。なかでも①菊地は前走地・児島周年Vを含めて今年3Vと絶好調。今節は序盤こそ予選ラストと準優勝戦はインから0台のスタートを放ち他を寄せ付けなかった。優勝戦はコース取りで動きはありそうだが、イン確保からしっかりした踏み込みで名人襲名となるか注目したい。
朝イチの試運転&スタート特訓(3Rまで)で動きが良く見えたのは上平真二(1、10R)、黒崎竜也(1、9R)、飯山泰(2、9R)、古結宏(3、8R)。
~機力評価~
節イチ!…寺田祥
機力上位…吉川元浩、菊地孝平、赤岩善生、西島義則、魚谷智之、瓜生正義、田村隆信、服部幸男、徳増秀樹
機力劣勢…寺田千恵、山本寛久、横澤剛治、坂口周、吉永則雄、坪井康晴、石田章央、岩崎芳美
一発期待…12R2枠・寺田祥
★減点選手★
なし
★賞典除外選手★
森高一真(3日目3R・妨害失格)
服部幸男(5日目11R・フライング)
★帰郷選手★
江口晃生(3日目・公傷)
田頭実(3日目・公傷)
中岡正彦(4日目・私傷病)
守田俊介(4日目・私傷病)
★今節の部品交換状況★
【初日】
吉永則雄(3R・ギヤケース)
田村隆信(7R・ギヤケース)
白井英治(12R・ギヤケース)
守田俊介(12R・ギヤケース)
【2日目】
横澤剛治(1R・ギヤケース)
田村隆信(3R・キャリアボデー)
吉永則雄(4R・ギヤケース、キャリアボデー)
森高一真(7R・ピストン2個)
寺田千恵(9R・電気一式、キャブレタ)
松井繁(12R・ギヤケース)
【3日目】
江口晃生(3R・ギヤケース)
松井繁(6R・ギヤケース)
森高一真(12R・ピストン2個、ギヤケース、電気一式)
【4日目】
山本寛久(7R・キャリアボデー)
白井英治(10R・ピストンリング2本)
森高一真(11R・電気一式)
【5日目】
三嶌誠司(1R・ギヤケース)
吉田俊彦(3R・キャリアボデー)
~5日目決まり手~※()は今節累計
逃げ 5本(27本)
捲り 1本(6本)
捲り差し 3本(9本)
差し 2本(15本)
抜き 1本(3本)
恵まれ 0本(0本)
~5日目コース別1着回数~※()は今節累計
1コース 6回(29回)
2コース 1回(13回)
3コース 3回(6回)
4コース 1回(3回)
5コース 1回(8回)
6コース 0回(1回)
★F・L休み未消化選手★
【30日】
西島義則(4/22~)
濱野谷憲吾(5/27~)
武田光史(5/20~)
白井英治(4/22~)
重成一人(4/22~)
★今期事故率0・50以上の選手★※4/20終了時点
白井英治(0・56、57点、102走)
★当地久々出場(3年以上)★
石田章央(4年11カ月ぶり)
黒崎竜也(3年10カ月ぶり)
飯山泰(3年7カ月ぶり)
坂口周(5年8カ月ぶり)
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