どんよりした曇り空の中、ボートレースとこなめは平成最後のレースとなる「全日本ファイターキング決定戦」の最終日が行われる。メーンはもちろん最終12Rで争われる優勝戦。メンバーはすべてA1級と充実している。きのうの準優は３レースとも１枠＝イン逃げ決着で得点率トップを死守した須藤博倫がポールポジションとなる１枠をゲット。足は仕上がっており、インから押し切る確率は高い。ただ２枠・野添貴裕も須藤とはそん色のない動きで、いい角度で差しが入れば突き抜けは一考だろう。この両者にとって怖い存在は５枠・松田祐季か。前検では厳しい表情だったが、今や中堅上位ぐらいのレベルまでパワーアップしており、自慢のスピード戦を駆使して好枠コンビに襲いかかる。穴党は注目だろう。ほかの３選手も展開が向けばチャンスがあるパワーと実力の持ち主で、頂上決戦にふさわしいハイレベルのバトルが期待できそうだ。優勝戦以外の番組だが、いつも通り、絶妙な枠配置のレースが多く、きのうに引き続き好配ラッシュに沸く可能性は高いと言える。気になる気象状況だが、10時15分現在では天候曇り、気温15度、向かい風２メートル。最後に早朝特訓でよかった選手を挙げると新田芳美（１、９R）、上村宏太（１、５R）、倉田郁美（２、９R）、橋口真樹（３、７R）、柘植政浩（７、11R）、日笠勝弘（７、11R）、渡辺真至（７、10R）あたり。

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