2025.08.09

【鳴門】第56回渦王杯競走(最終日・優勝戦情報)

 10R発売中に優出メンバーによるスタート特訓が行われた。10R終了時点の気象状況は天候・曇り、気温28℃、東の風2m(ホーム向い風)。風は序盤こそ無風の時間帯もあったが、現在は緩やかなホーム向い風傾向この後も落ち着いた水面コンディションの中で行われそうだ。
 
 10Rまでの決まり手は逃げ5本、捲り差し3本、差し2本。ここまで逃げが半数決まっているものの、差し系の決まり手も半数出現している。中でも捲り差しは3本ともすべて5コースから3連単の配当は10R終了時点で万舟券が5本。6Rから9Rまでと万舟券決着が続いていただけに、配当面は極端な状況だ。
 
~12R優勝戦メンバー~
※「」は6R発売中に場内で行われたインタビューより
①山田祐也 (通算25V)
「自分としては納得している足。難しいレースになるけど優勝したい」
②菅章哉  (通算33V)
「前検からエンジンは良かったけど4日目までスタートが行けなかった。チルトは3度で行きます」
③丸尾義孝 (通算41V)
「新ペラの名残はあるけど、足は仕上がっている」
④林美憲  (通算76V)
「菅(章哉)君の次に伸びは良いと思う」
⑤西野雄貴 (通算14V)
「威張れる足ではないけど、出足と回り足は戦える足。少し伸びをつける調整を考えている」
⑥葛原大陽 (通算2V)
「握って回るには良いと思う。スタートは思ったより行き過ぎている」
 
~12R優勝戦スタート特訓~
1本目①③/④⑤⑥ ※スタート正常
2本目①③/④⑤⑥ ※スタート正常
 
 2本とも②菅が不参加で5名で行われた。1本目は3カドの④林がスリットからのぞいていく動きを見せると、2本目は⑤西野、⑥葛原も伸び比べでジワリと前に出ていく様子だった。とにかくレースの鍵を大いに握っている②菅が出ていないだけに、この後のスタート展示で6人が揃った時に最終的なチェックが必要になってくるだろう。
 
~優勝戦メンバーの部品交換状況~
④林美憲【38号機】ピストンリング2本
 
~優勝戦メンバーの機力評価~
③丸尾義孝>②菅章哉>④林美憲>①山田祐也>⑤西野雄貴>⑥葛原大陽
 
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2025.08.09

【鳴門】第56回渦王杯競走(最終日)

 昨日行われた準優勝戦。10Rは山田祐也がコンマ09のトップスタートでイン速攻。西野雄貴が全速ターンで追走して2着を確保。11Rは菅章哉が4カドからトップタイのスタートで捲り一撃。市橋卓士と葛原大陽との激しい2着争いとなり、葛原に軍配。12Rはシリーズリーダーの林美憲の先マイに対して丸尾義孝が3コース捲り差しを決めている。本日はオール徳島支部のメンバーで優勝戦が行われる。
 
 満潮・06:32、172cm、干潮・13:35、15cm(11R発売中)。潮回りは大潮。朝から潮位は下がり続けてホーム追い潮傾向も、11R発売中に干潮を迎えると、優勝戦の時間帯は緩やかなホーム向い潮に変わる。レース中の潮位変動は最大で約150cm程度。
 
 07:47現在、天候・くもり、気温26℃、無風状態。昨夜遅くに強い雨が降ったが、明け方までに止んでいる。薄い雲に覆われており、晴れ間が見える時間帯は少ない。比較的に気温は低めだが、湿度が高くて蒸し暑さを感じる。風は緩やかだが、不安定な風向きとなりそう。予想最高気温は31℃。
 
~12R優勝戦コメント~
①山田祐也「前半(昨2R)は抜群の自分のターンができて操縦性も良かった。後半(昨10R)は回転調整をして、それも悪くなかったけど前半の感じに戻します。足は出足系でターンも良い。スタートは行きすぎている感じもあるが見えている。微調整です」
②菅章哉「前半(昨7R)レース後にペラ調整をして少し失敗していたけど、チルト3度にしたら伸びていくし、バランスを求めて調整をしても伸びは7割に寄せている。作戦は朝起きて気象条件を見てから考えます」
③丸尾義孝「一番良い時の足には戻っていないけど、(4日目の)エンストから一走ごとに上向いている。出足型でエンジンがしっかりしているので頑張る」
④林美憲「鳴門のインは鬼門ですよ。足は伸び寄りで、菅(章哉)を除けばトップ級です。準優は舟の向きが甘かった。優勝戦は伸びに寄せることも考えている。チルトは+0・5度や1度も考える。とにかく持てる力をフルに発揮させて1等か6等かの勝負をする。進入は葛原との兼ね合いもあるけど、引けるなら3カドにしたい」
⑤西野雄貴「弟子の田村慶にアドバイスをもらって、出足と回り足は上向いてきて5日目が一番良かった。伸びに関しては普通です。スタートは早いところを行こうとは思わないけど、コンマ10~15ぐらいは行けている。足は今の状態でも良いけど、伸びていくような調整も考えている。菅(章哉)選手の外から展開を突けるようにしたい」
⑥葛原大陽「いろいろと整備士さんとも相談しながらやっていったけど、リング交換(4日目)で一番効果が出たかな。初動のところだけ舟の寄りが甘いけど、他は良い足になっている。伸び寄りでもうこの足で戦いにいく。菅(章哉)選手がチルト3度なら自分はコースを取りに行きます」
 
 優勝戦はオール徳島支部によるメンバー構成となったが、進入を読み切ることが舟券的中への近道となりそうだ。準優勝戦で唯一逃げ切った①山田は「この後のSGメモリアル(若松)や9月の地元周年に向けて気持ちを上げている中で、スタートが早くなっているので気をつけないといけない」と今節は平均スタートタイミングがコンマ09と冴えているのが大きな強み。優勝戦1枠が決まって再度話を聞くと「菅(章哉)選手がいたり、進入がもつれそうな場面は今までたくさん経験しているので、自分のレースをするだけです」と話してくれた。勝てば当地連覇&お盆戦初Vとなるだけに、どんなレースを見せるか。
 
 ②菅は「南風が吹き始めて恋人と巡り会えた感じ。ちょうどいいホーム向かい風と4カドが取れたのが良かった。ホーム向い風が緩やかであればスタートは大丈夫」と準優勝戦で“意中の恋人”にも出会えたようで3日目後半から4連勝で優出した。優勝戦について話を聞くと「チルト角度や進入も含めてファンの皆さんに考えてもらって予想するほうが楽しんでもらえると思うので…」と核心については煙を巻いたが、今節は9戦中、イン戦だった2走以外はすべてチルト3度でレースをしている。持ち味である伸びに特化させた調整で、6年ぶり2度目のお盆戦制覇を目指していきそうだ。
 
 朝イチの試運転&スタート特訓(3Rまで)で動きが良く見えたのは佐々木和伸(1、10R)、一宮稔弘(1、5R)、永田義紘(2、8R)、半田尚也(2、7R)、四宮与寛(3、10R)、市橋卓士(3、11R)。
 
★中間整備状況★
なし
★部品交換状況★
『初日』
河野大【69号機】(5R・キャブレタ)
山田祐也【31号機】(8R・キャブレタ)
『2日目』
葛原大陽【82号機】(4R・ピストンリング3本)
烏野賢太【35号機】(5R・ピストンリング1本)
三宅健太【67号機】(6R・キャブレタ)
畑和宏【18号機】(7R・ギヤケース)
松本一毅【17号機】(7R・キャブレタ)
『3日目』
田村隆信【10号機】(9R・ピストンリング4本)
『4日目』
葛原大陽【82号機】(5R・ピストンリング1本、キャブレタ)
烏野賢太【35号機】(8R・キャブレタ)
河野大【69号機】(10R・ピストンリング1本)
丸尾義孝【59号機】(11R・新プロペラ)
『5日目』
なし
 
★5日目決まり手★※()は今節累計
逃げ    4本(26本)
捲り    3本(13本)
捲り差し  3本(12本)
差し    1本(6本)
抜き    1本(3本)
恵まれ   0本(0本)
 
★5日目コース別1着回数★※()は今節累計
1コース  5回(27回)
2コース  0回(7回)
3コース  2回(10回)
4コース  3回(10回)
5コース  1回(4回)
6コース  1回(2回)
 
★減点者一覧★
松本弓雄(2日目1R・エンスト+不良航法-15点)
廣中良一(2日目6R・待機行動違反-7点)
本岡勝利(2日目8R・待機行動違反-7点)
齊藤優(2日目10R・待機行動違反-7点)
樫葉次郎(3日目2R・待機行動違反-7点)
平岡重典(3日目8R・転覆+不良航法-15点)
半田尚也(3日目10R・待機行動違反-7点)
一宮稔弘(4日目7R・不良航法-10点)
 
★賞典除外選手★
興津藍(最終日より1回希望)
 
★途中帰郷選手★
平岡重典(3日目・公傷)
 
★機力評価★
節イチ!…丸尾義孝
機力上位…林美憲、菅章哉、山田祐也、葛原大陽、烏野賢太、内田圭、半田尚也
機力劣勢…長谷川巌、近藤稔也、佐々木英樹、畑和宏、岡田憲行、川崎公靖、有山望
一発期待…12R2枠・菅章哉
 
★F・L等休み明け選手★
松本弓雄、吉田一心
 
★F・L休み未消化選手★
【未消化30日】
烏野賢太(9/19~)
川崎公靖(8/19~)
四宮与寛(9/19~)
 
★当地初出場の選手★
有山望
 
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