きょうも雨が降ったりやんだりですっきりしない天気。ただ風はほとんどなく水面状況は悪くない。そんな中、ボートレースとこなめでは「ウィンボとこなめ開設10周年記念競走」の最終日が行われる。メーンはもちろん最終12Rで争われる優勝戦。主役は得点率トップを死守し、ポールポジションの１枠をゲットした西村拓也。こことこなめでは２節連続で悔しい思いをしているだけに、気合もかなり入っているはず。モーター的にも文句なしの仕上がりなら、きょうは勝つとみたい。その西村にとって一番の強敵は地元の柳沢一だろう。３枠となったが、柳沢にとっては２枠よりもこっちのほうがいいかもしれない。キレある捲り差しが突きささる可能性も十分にある。２枠・坂元浩仁も日ごとパワーアップしており、侮れない存在。ほかの３選手も展開が向けば２、３着なら…。優勝戦以外のメンバー構成だが、あやしい１枠もあり、きのうと同様に荒れる下地は整っている。気になる最新の水面気象状況だが、10時15分現在で天候曇り、気温23度、無風。最後に早朝特訓でよかった選手を挙げると中村裕将（きょうの出番１、８R）、大場広孝（１、７R）、池田雄一（２、８R）、佐藤悠（２R）、鋤柄貴俊（３、10R）、森弘行（３、９R）、林美憲（６、10R）あたり。

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　本日最終日は優勝戦をメインに行われます。満潮は08:59、干潮は15:37、大潮で潮位差は182センチです。お昼頃まではホーム右横風および追い風の予報ですが、15時頃からはホーム左横風に変わります。風速や風向には注意が必要です。
　優勝戦は豪華な顔ぶれとなりました。１号艇で登場する遠藤エミ（12Ｒ）は、「全部の足が良い」と万全の状態で臨みます。地元・福岡支部からは竹井奈美、魚谷香織、小野生奈の３選手が優出しました。いずれも機力はしっかりしているので、遠藤ＶＳ福岡支部トリオの構図となりそうです。しかし最大の注目は、全２４場制覇が懸かる田口節子でしょう。優勝戦に入るとモーターパワーは劣勢ですが、「乗り心地は良い」と自分のターンができる仕上がりです。「今は女子のグレードレースを勝つよりも、福岡で優勝したい。全２４場制覇が一番の目標」と力強く話していたのが印象的でした。歴代２８人目、そして女子初の偉業達成なるかに注目が集まります。
　一般戦カードは、機力面でリードする準優組が中心となります。なかでも、五反田忍（４、11Ｒ）、真子奈津実（５、10Ｒ）の動きが良く、最終日も楽しみです。注目は、９Ｒで今節３度目のイン戦を迎える富樫麗加（５、９Ｒ）です。「なかなか福岡初１着が獲れない。でも、最終日は絶対に（１着を）獲りたい」と意気込んでいました。機力は日増しに上向いているので、”３度目の正直”に期待しましょう。

～優勝戦の機力ランク～
①遠藤エミ＞③竹井奈美、⑥小野生奈＞④魚谷香織、⑤長嶋万記＞②田口節子

～一般戦の注目選手～
６Ｒ３枠・西岡育未、８Ｒ３枠・大橋由珠、９Ｒ１枠・富樫麗加

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