きょうも日差したっぷりだが、強め（５メートル前後）の向かい風が吹く水面状況で１Rから安定板が使用される。そんななか、ボートレースとこなめでは、「ニッカン・コム杯」の最終日が行われる。メインはもちろん最終第12Rで争われる優勝戦。まずは参考レースとなるきのうの準優３番勝負を振り返ってみたい。トップの10Rでは重成一人がピット離れで遅れ、大外となる３対３でレースが始まった。捲っていったのは２コースの松尾昂明（きょうの出番４、10R）。ただ窮屈なターンとなり真っ先に差したのは小山隆。その内を重成が差して、２マーク巧ターンで逆転での１着。次の11Rは山田竜一（３、10R）が２コース奪取。この山田の２コースが丸尾義孝にとっては厳しい状況に追い込まれることになる。丸尾がインから先マイも山田がSでへこんだため、中野希一が３コースから捲り差しを届かせ１着。そしてラストの12Rは和田兼輔がインから押し切り、２着には節イチパワーの中田友也が全速で馬袋義則（５、10R）の差しを抑え込み２着を死守。この結果、ファイナルの１枠をゲットしたのは和田。近況は復調ムードで当地初Vが見えてきた。インからS決めれば逃げる足は十分ある。ただ相手は超接戦ムード。あと気になるのは水面状況。今節で１番、風が強い１日になるかもしれない。なお、きのう１Rで佐藤世那（４、９R）が５コースから見事な捲りを決め、デビュー初勝利をマークし、12R発売中に水神祭が行われた。最後に今節のインの成績は１着20本、２着８本、３着２本、着外６本で１着率55％、２連対率77％、３連対率83％となっている。　

〇今節の欠場選手
越智照浩（出場取り消し）

〇今節の追加選手
伏田裕隆

〇途中帰郷
伏田裕隆（内規違反で２日目から欠場）、野相弘司（公傷のため、最終日は欠場）

〇今期適用勝率ベスト５
第１位・河村了…７・04
第２位・松本純平…６・58
第３位・重成一人…６・51
第４位・馬袋義則…６・33
第５位・和田兼輔、小山勉…６・27

〇新勝率ベスト５
第１位・松本純平…６・85
第２位・和田兼輔…６・83
第３位・河村了…６・76
第４位・河野大…６・44
第５位・小山勉…６・38
※西野雄貴は７・07で本来ならトップだが、出走回数不足でA２級のため除外した

〇めざせ！水神祭
米玉利大悟（１、６R）

〇今節のパワーベスト５
第１位・中田友也（予選、準優と１着なしで優出。ただ気配は文句なし。このモーターはこれで３節目だが、常にトップ級のパワーでエース機候補№１だ！）
第２位・中野希一（準優では３コースから捲り差しで快勝。オール３連対で優出。出足、伸びともバランスが取れて上位レベル）
第３位・佐藤世那（きのう１Rでは、５コースから小山勉のインを一気に捲り、水神祭。かなりいいレベルの足）、
第４位・松尾昂明（行き足がいいし、その後のつながりも上々）
第５位・大澤誠也（１、８R）（結果は出ていないが、常に展示タイムは秀逸だし、間違いなく着順以上の足で穴党は注目）

〇優出選手のV実績
１枠・和田兼輔…ことし９月福岡以来、通算19回目（当地初＆ことし４回目）のVをめざす
２枠・中野希一…24年10月戸田ルーキー以来、通算２回目のVをめざす
３枠・重成一人…23年７月三国以来、通算61回目（当地２回目）のVをめざす
４枠・丸尾義孝…23年５月戸田以来、通算47回目（当地２回目）のVをめざす
５枠・中田友也…デビューして15年目、13回目の優出で悲願の初Vをめざす
６枠・小山勉…ことし９月芦屋以来、通算10回目（当地初＆ことし３回目）のVをめざす

〇早朝特訓情報
１R
１回目…並び１２３/４５６
インから三浦が仕掛けたが、伸びてきたのは大澤。ただ内３艇はF。
２回目…並び１２３/４５６
仕掛けたのは偶数艇トリオ。
２R
１回目…並び１２３/４５６
仕掛けたのは大西、橋本。
２回目…並び１２３/４５６
佃が遅れた。ただ金子はF。
３R
１回目…並び１２３/４５６
福田、西野が遅れ、國弘の逃げ態勢も國弘、香川はF。
２回目…並び１２３/４５６
櫻井が少し出て行ったがF。
４R
１回目…並び１２３/４５６
佐藤だけが遅れた。ただ小林はF。
２回目…並び１２３/４５６
佐藤、松尾が遅れ、飯田の逃げ態勢。

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